大と小
十返舎一九の滑稽本「東海道中膝栗毛」は、江戸時代の大ベストセラーですが、その中で、江戸では大のみ回収するのに、京都では小も回収することを面白可笑しく著しています。
便を回収してもらって、お金をもらえたわけです。
トイレのない集合住宅に例えられる原発。
脱原発と唱えるばかりで、原発事故の被害に振り回され続け、4年前の震災で下水道をズタズタにされ、便の処理に困ったならば、逆転の発想で、便からメタンガスを取り出し、水蒸気をぶつけて水素を取り出してエネルギーとして活用するプラントを立ち上げてみせるような猛者は現れないものか。
もっとも、メタンガスに水蒸気を反応させて水素を大量に取り出したとしても、二酸化炭素も副産物として大量に発生するので、どう処理するかが課題になりますが......(笑)。