交流
昨日まで来日していた英国のウイリアム王子は、その昨日、宮城県石巻市と女川町を訪れ被災者と交流しました。
石巻市では津波で子どもを亡くした夫妻に「私も昔大事な母を亡くしている。これからつらい時に今日のことを思い出すことにする。あなたは立派だ」と優しく語りかけたそうです。
なるほど、そのような交流を求めて、一昨日の福島や昨日の宮城を訪問したいと希望されたのですね。ありがとうございます。王子にしかおっしゃることができない言葉は、直接語りかけられた方だけではなく、肉親を亡くしてつらい思いをしている人々の心に大きく響いたことでしょう。
昨日夕方には、王子は次の訪問先の中国に向かいました。
昨日の15時には、福島第一原発に近い常磐自動車道の浪江ー常磐富岡インターチェンジ間が開通しました。これで、常磐道は全線開通しました。
石巻からも、これまでのように仙台南部道路などから東北自動車道に入らなくても、三陸道、仙台東部道路、常磐道とまっすぐ首都圏と直通になります。
交流が進むだけではなく、東北道よりも冬場に大雪の影響を受けにくいなど二本柱のメリットは大きいでしょう。
仙台南部道路から東部道路分岐付近にも設置されていますが、道路脇やインターチェンジには、放射線量を示す電光掲示板が設置されているそうです。