ポリファーマシーの現状
ポリファーマシーとは、「4~6種類以上の薬を飲んでいる状態」を言いますが、「必要以上に多くの種類の薬を飲んでいて、その相互作用から薬害といったことが起こっている状態」も言います。
ひとつひとつの薬は認可されていて問題なくても、飲み物食べ物で飲み合わせ食べ合わせが禁忌なものがあるように、相互作用による副作用は飲んでいる薬が多くなると把握しきれません。飲んでいる薬が1~3種類の場合に比べて、6~7種類になると、薬よりも害の危険が増す割合は倍増するようです。
患者負担額の増大や国の財政圧迫を招く医療費の増大を抑えるためにも、ポリファーマシーの現状を改める制度改革、医師・薬剤師の意識改革が必要です。