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2016年10月18日

あれ? これは......。寝る前に何かよく飲むものはありますか?

ある人は「牛乳です」と答え、またある人は「麦茶です」と答え......。

歯が溶け出すpHは5.5。

これ以下の酸性の飲み物や食べ物に歯がさらされ続ければ、歯がとけて酸蝕症になります。

う蝕症は、歯についた細菌が糖をもとにして酸を出すその酸で歯がとけてしまう症状です。

厳密には、酸蝕症とう蝕症は異なりますが、臨床で、これは酸蝕症でそれはう蝕症と区別できるものではないので、酸蝕症とう蝕症をまとめてむし歯とします。
実験室で作られたう蝕症も、臨床のむし歯とは微妙に違うのです。

牛乳のpHは6.8、麦茶は6.5とされています。
pH2.2のコーラを頻繁に口に含んでいたら、治療のしようがないむし歯になります。
酸蝕症だけではなく、糖も多量に含みますから、う蝕症も一気に進みます。

牛乳は酸蝕症の要素はなくても、膜を作って歯に細菌がつきやすくなるなどう蝕症を招きやすいか......ちょっと屁理屈のような......。
麦茶もpH6.5ですが、保存状態や自家製の場合に水道水や作り方によっては......これも苦しい説明。

「まだ2歳になる前なのに上の前歯の外側にむし歯のような......。しかも最近、大きくなってきていて......。寝かしつけに母乳を与えているのですが......」
母乳はpH6.6~6.8なので、母乳が直接歯を溶かすのではありません。

ただ、むし歯は夜できるといっても過言ではないので、寝る前に歯磨きをしっかりして再石灰化を高めたいところ。
なかなか難しいならば、寝かしつけてから、指にガーゼを巻いて、フッ素のうがい薬を浸して上の前歯の外側をそっと拭ってあげてはいかがでしょう。
上の前歯の外側は再石灰化を担うだ液の恩恵が受けにくいので、それを補うようにしてあげると良いでしょう。

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いちご歯科クリニック 院長 廣田和好 いちご歯科クリニック
http://www.ichigo-dc.jp/
院長 廣田和好

【経歴】
1967年
宮城県石巻市生まれ
開北小、住吉中、石巻高、東北大学歯学部卒

1999年4月
いちご歯科クリニック開院

2002年4月 自由診療に移行

2004年1月 保険診療再開

ポータブルユニット(持ち運びができる歯科治療器械)を導入し、要介護者の歯科訪問診療にも取り組んでいる。