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2016年11月14日

早期発見早期治療と称してむし歯の治療をすると、何かの間違いでむし歯の治療をせざるを得なかったケースでも、詰め物の耐用年数は5年程度からせいぜい10年なので、歯を失うための引き金を引くようなものです。
5年あるいは10年毎に治療を繰り返した挙句に歯を失うことは、実は、歯周病で歯を失うよりも多いらしいのです。

詰め物や被せ物が何十年ともってほしいと、治療を受けた側も治療した側も願いますが、永久修復とか永久修復と教科書にあって先生に教わったのに、実際には、永久がどこかに消えていました。鉄筋コンクリートの建物が永久建築物と言われていたことがほぼ幻だったように。

もう一つ厄介な要素は、歯科の三大疾患の中でむし歯、歯周病に続く三つ目の一部。いちご歯科クリニックでは、「かみ過ぎ病」と言っている要素です。
歯にかむ力がかかり過ぎるから、歯を失うのですが、事故などの外傷で歯を失うのならばともかく、かみ過ぎ病がむし歯や歯周病を助長した挙句に歯を失うことがゾッとするほど多いように感じます。事故などの外傷で歯を失うのは全体の1割ほどだと言われていますが、かみ過ぎ病を含めるともっともっと多いように感じます。ひょっとしたら、一番多いかもしれません。

何が厄介かと言えば、かみ過ぎ病は、病理形態学的な診断が困難なことです。穴が開いているからむし歯......とは次元が違います。さらに、単純にむし歯の治療を繰り返した挙句に歯を失って、インプラントを入れるのはいいアイディアだと思いますが、かみ過ぎ病が絡んでくる場合は禁忌とするべきです。
インプラントはむし歯にはなりませんが、天然の歯よりも歯周病には5割増しでなりやすいと思ってください。磨き残しが多くて歯周病になって歯を失ったならば、失敗を糧に歯磨き上手になってインプラントを長持ちさせるだけですが、かみ過ぎ病の要素が強くて歯を失ったケースは、その力を止めようがなく、インプラントにしても長持ちしません。
かむ力で金属が折れたりするのですからゾッとします。曰く「そんなに強くかんだ覚えはないんですがね~(涼しい顔で)」。

「1日3回歯を磨きなさい」「食べたらすぐ歯を磨きなさい」と、ひと世代前の掛け声よろしく叫んでいる学校の先生方の口の中は悲惨な状態。
むし歯が多く、かみ過ぎ病の人も多いです。

学校教育の誤りに、いい加減に気づきなさい。

保険診療の流れも、早期発見の後は早期治療ではなく長期管理、崩れたバランスのコントロールを第一にしないと、健康保険制度のつもりがいつまで経っても不健康保険制度のまま破綻に一直線です。
医科のポリファーマシーの現状も改善していただきたい。
ろくな診断もせずに、多くの薬を処方すれば医者や薬剤師は儲かりますが、もはや薬と言うより大量の毒を盛られている状態では、長生きできません。

私の祖母も、義父がすい臓がんを患っているのに気づかず見殺しにした○○○○(平仮名4文字)にかかっていなかったら、もう少し長生き出来たと思っています。
「満100歳まで生きたとしたってだから何だと言うんだ。数え年百歳で充分じゃないか」と言われればおっしゃる通りですが、さらに訪問診療でやってきた医師や看護師の対応も医療行為とは言い難いと思っているので、日常業務に重大な支障をきたしています。

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いちご歯科クリニック 院長 廣田和好 いちご歯科クリニック
http://www.ichigo-dc.jp/
院長 廣田和好

【経歴】
1967年
宮城県石巻市生まれ
開北小、住吉中、石巻高、東北大学歯学部卒

1999年4月
いちご歯科クリニック開院

2002年4月 自由診療に移行

2004年1月 保険診療再開

ポータブルユニット(持ち運びができる歯科治療器械)を導入し、要介護者の歯科訪問診療にも取り組んでいる。