ハゲはどこに行ったのか
石巻市役所と大赤字の悪名高い石巻市立病院、さらにこの写真の左奥のほうに新設された防災センターを結ぶ歩道橋建設費用は5億円だそうです。渡っている人を見かけることが珍しいほどで、夜間も無駄にライトアップされています。
さて、いちご歯科クリニックから石巻駅までタクシーに乗ると、あともう少しで着くところで1メーター上がります。石巻駅からいちご歯科クリニックまでタクシーに乗ると、一方通行を迂回するため、さらに1メーターか2メーター上がります。
一方通行の道路拡幅相互通行化が行われているので、行きも帰りも同料金になるのはありがたいですが、道路拡幅に伴い、事業継続のために建物の移築を迫られた事業者は、補助金を得ても数千万円不足することに悩まされます。一方で、道路工事の現場では「こんな道路を作っても、混乱するだけだ」と吐き捨てています。
数千万円の不足を、預貯金から賄ったり、金融機関からの融資が得られれば、ひとまずは繋がりますが、どうにもならなかったら?
なかなか立ち退かなかったハゲは、今は連絡がつかないのだとか。
石巻駅に近いわけではないですが、友人の某事業者も道路拡幅に伴い、建物を移築したのですが、補助金を得ても数千万円足りず、金融機関からの融資を受けたそうです。彼は優しいので、「何かおかしいよね。ウフフ」と笑っていましたが。
石巻市は、補助金や交付金を受けて予算の範囲内でやっていますが、民間には全額補助にせず補填させる横暴さ。
どうにもならなくなった事業経営者が自殺したケースは、数例では済みません。震災関連死にもカウントされません。
このようなことが復興ですか?
恐ろしい人災としか思えません。
補助金・交付金の打ちきりは、石巻市が財政再建団体に転落するサインです。
その頃には、現職の石巻市長や商工会議所会頭は、「引退した私の知ったことではない」と、シラヲキルのでしょう。