ウイルス側の要因
新型コロナウイルス新規感染確認者が激減している大きな理由は、ウイルス側の要因のように思います。経済学者や数学者、「密」とか「人流」と言っている人にはわからない要因です。
デルタ株出現以降、感染力は感染者とすれ違っただけで感染する可能性がある「はしか」に匹敵するようになりました。「飛沫」とか「エアロゾル」といった定義の曖昧な言葉は過去の遺物で、もはや「空気感染」です。
喫煙所でタバコを吸っていた人のなかに感染者がいたら、そこでタバコを吸っていた人が皆感染してしまいます。そのような笑えない出来事があちこちで起こっています。それにも関わらず、新規感染確認者数は激減しています。
一方で、重症者はほとんど変わらないか微減程度のようです。
ワクチンを2回接種したのに感染して、「治った」と言われた後で肺炎を患い入院。退院後、「『ワクチンを2回接種していたから死なずに済んだ』と言われた」?
ちょっと違うんじゃないですか?
ウイルスの毒で肺炎になってしまう場合と、ヒトの免疫の働きが暴走して自ら肺炎にしてしまう場合があるのですが、「治った」と言われた後に肺炎になったのならば、後者で、むしろワクチンを2回接種済だったから肺炎になった可能性が高いと思います。モンスター・クレイマー扱いされるかもしれませんが、肺炎発症者とワクチン接種についての詳しい資料が公表されるなら確認できますし、それをせずに放置したままではシュウソクに向けた埒が明きません。
ワクチン接種が進んでいて新規感染確認者が激減しているのに、重症者、自宅待機、ホテル待機の数が減らないのは、むしろヒト側の要因なのかもしれません。