院長あいさつ・経歴

院長あいさつ


1999年4月にいちご歯科クリニックを開院された院長の廣田和好さん。
※現在は閉院されています。

いちご歯科クリニックは食を中心にQuality of life(生活の質)を高めること。
そして、人にやさしい、安心できる、わかりやすい歯科医療を提供することを基本理念にされていました。

また、毎日「患者さまの幸せが医者の幸せでもある」という理想の医療を目指して診療活動をされていました。

「石巻市にお住まいの方々が歯のトラブルに悩まされることなく笑顔で楽しく過ごせるように」、
「歯科医師として少しでもお役に立てれば」とお考えだったようです。

1冊の本に導かれ歯科医師に


廣田和好さんは小さい頃から病気がちで、医者にずいぶんお世話になったそうです。
そのため、将来は医者になりたいと思っていたのだとか。
ある日、ふと入った本屋さんで天啓を受けたそうです。

一見、天啓と聞くと大げさに聞こえるかもしれませんが、
何気なく手に取った本にかかれていたのが、「東北大学歯学部」という言葉を見て、体中に衝撃が走ったのだそう。

その出来事をきっかけに運命に導かれるように歯科医師を目指し、東北大学歯学部に入学されたそうです。
「あの時、あの本屋に入らなければ、もしかすると別の道を進んでいたかもしれません」と語られています。

地元・石巻市に予防の大切さを広めたい


廣田和好さんは大学卒業後、2つの歯科医院で勤務医として働いた後、
1994年にいちご歯科クリニックをを開業されています。

開北小学校の1期生である廣田和好さんは、歯科医師として地元に貢献したいと考え開業を決意されたのだとか。

大学時代から予防の重要性に着目し、予防歯科の大家である日吉歯科診療所の熊谷崇先生にも師事して予防に関するノウハウを学ばれたそう。
「その知識や技術を石巻市の皆さまに提供したい」、
「1人でも多くの方がむし歯や歯周病に悩まずに生活を送れるようにサポートしたい」と貢献されておられたそうです。

石巻市を小児のむし歯ゼロに!


石巻市は、震災前から乳幼児のむし歯が多い地域でした。
震災直後の食糧支援はありがたい反面、炭水化物中心で、小児のむし歯をさらに悪化させることとなったそうです。

この状態を改善して「全国的に見ても石巻市の小児のむし歯は少ない」と言われるようになることが、
歯科に従事する者にとっての「震災からの復興」とお考えだったようです。

むし歯は予防できるもの、早期発見・長期管理の視点で石巻市の歯の健康を守っていただきました。

プロフィール


いちご歯科クリニック 院長 廣田和好

経歴 1967年 宮城県石巻市生まれ
開北小、住吉中、石巻高、東北大学歯学部卒
1999年4月 いちご歯科クリニック開院
2002年4月 自由診療に移行
2004年1月 保険診療再開

ポータブルユニット(持ち運びができる歯科治療器械)を導入し、要介護者の歯科訪問診療にも取り組んでいる。

趣味・その他 ・旅行(自転車、自動車、列車……なんでも)
・カラオケ(”また遭う日まで”や”およげ!たいやきくん”を歌うと「ディナーショー」と評さていました)
・鉄男、山男だったり、コスメ・エステに詳しかったりと多趣味。
 風貌だけでなく、引き出しの多さから「歯医者に見えない」と言われることが悩みだったそうです。